気象庁は10月から向こう3カ月の天候の見通しを発表しています。それによると気温は全国的に平年並みとのこと。これからしばらくは夏の暑さが緩和され、何をするにも過ごしやすいシーズンとなりそうです。

しかし一方で「体がだるい」とか「疲れやすい」「食欲がない」「1日中眠い」など、夏バテに似た体の不調を訴える人が少なくありません。もしかすると「秋バテ」かもしれません。原因はいろいろ。たとえば、クーラーによる室内と屋外との寒暖差から自律神経のバランスが崩れ、夏のダメージを秋に引きずっている場合があります。

秋になりましたが、まだ気温の変化が激しいのも原因のひとつ。また秋に多い台風襲来や天候不順による気圧の変化で不調を引き起こしていたり、雨の日が多いと気分も体調も悪くなったりするものです。加えて、季節の変わり目ということも不調になりやすい原因かもしれません。忙しさやストレスも秋バテにつながっているかも…。

秋バテの予防と対処法についてお教えしましょう。

①秋は暑かったり涼しくなったりと不安定な天気が続くので、外出時は体温調節ができるように上着や羽織れるものを持参しましょう。
②休息はこまめに。体を休めてあげることが大切です。
③リラックスできる時間を作りましょう。
④疲労回復のためにも風呂で体や心をゆっくり休めるのもいいでしょう。
⑤栄養のバランスを考えた食事をとりましょう。
⑥秋も水分補給を忘れずに。

どれも基本的なことですが、一度、自身の生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。症状が緩和しない場合は他の病気の可能性もあります。早めに専門医に診てもらいましょう。

◆尾原 徹司 東京医科大学卒業。東京女子医科大学消化器病センターを経て、神戸鐘紡病院消化器科に赴任。昭和57(1982)年に独立し、医療法人社団つかさ会「尾原病院」(神戸市須磨区妙法寺荒打/神戸市営地下鉄西神山手線妙法寺駅徒歩3分)院長に。