ダイエーは10日、食品スーパー「グルメシティ」(90店)を順次改装し、店名を2019年度中に「ダイエー」に変更する方針を明らかにした。親会社のイオンは18年度にもダイエー店舗を完全になくし、イオンに変更する意向を示してきた。しかし、関西での知名度の高さや食品での高評価が強みになるとして存続させる方針に転換しており、今回の措置もダイエー強化の一環。

 ダイエーは従来、衣料品や家電もそろえた大型店の店名をダイエー、食品に特化した店舗をグルメシティに分けてきた。しかし、15年にイオンがダイエーを子会社化し、苦戦していた大型店はイオンに移管。残った中小型店は「食」に特化する方針としたため、ダイエーとグルメシティに分ける必要性が薄れていた。

 イオンの岡田元也社長は5月の株主総会で、ダイエーの20年2月期の売上高を7000億円と17年2月期の約2.3倍に増やす計画を公表している。今後、マックスバリュなどダイエー以外の食品スーパーを再編し、これらの運営をダイエー傘下に移すことも検討されている。【岡奈津希】