神戸製鋼所は8日、カナダの自動車ユーザー4人が「神戸製鋼グループ製部品を使用した自動車を購入し、不当に高い対価を支払わされた」として、神戸製鋼に損害賠償を求める訴訟をカナダの裁判所に起こしたと発表した。

 アルミ・銅製品など神戸製鋼の品質データ改ざん問題で、損害賠償請求が起きるのは初めて。原告の4人はカナダ在住で、神戸製鋼グループ製のアルミ板などを使った自動車の購入者という。訴状で原告は「(データ改ざんなど不正のない)適合製品に比べ、不当に高い対価を支払わされ損失を被った」と主張。原告は損害賠償請求額などは明らかにしていないが、同グループ製部品を使った自動車のユーザーに参加を呼びかけ、集団訴訟とすることを目指しているという。

 神戸製鋼は「今後、同種の訴訟が提起される可能性がある。正式な訴状を受けた場合は適切に対応していく」としている。【川口雅浩】