大阪府豊中市出身の寺田翠(みどり)さん(24)がモスクワ国際バレエコンクールのシニア部門女性の部で銅賞に輝き、地元の関西バレエ界は喜びに包まれた。

 寺田さんが3歳の時から師事した「田中バレエ・アート」(豊中市)主宰、田中俊行さん(82)は「よく頑張ったとほめてあげたい」と声を弾ませた。寺田さんは練習熱心で、夜遅くまで稽古(けいこ)場で踊る姿が印象に残っているという。「基礎を大切に、長く観客を楽しませてほしい」と話した。関西を拠点にする舞踊ジャーナリスト、菘(すずな)あつこさんは「テクニックが強く、会場を沸かせることができるダンサー。さらなる成長を見せてくれるだろう」と寺田さんを評価した。

 近年、多くの関西出身バレエダンサーが世界で存在感を高めている。大阪府箕面市出身の木田真理子さんは2014年5月、バレエ界のアカデミー賞「ブノワ賞」を日本人として初受賞。16年夏には世界的権威を持つブルガリアの「バルナ国際バレエコンクール」で関西の若手ダンサー5人が入賞した。兵庫県尼崎市出身の平野亮一さんは昨年秋、世界最高峰の英ロイヤル・バレエで最高位のプリンシパルに。米ボストン・バレエのプリンシパル、倉永美沙さん=大阪市出身=は今年のブノワ賞にノミネートされた。【倉田陶子】