中心市街地に看板建築が数多く現存する茨城県石岡市で16日、全国初の全国看板建築サミットが開かれ、実際にそれらを訪ねる「まちなか散策」に青森県八戸市や埼玉県川越市、兵庫県豊岡市などの各自治体から約120人が参加した。

 看板建築とは、主に1923(大正12)年9月の関東大震災後に建物を再建する際に、木造2階建て店舗などの前面に西洋風デザインを施した建築様式を指す。石岡市国府3などの市街地には現在も十数棟が残っており、6棟は国有形文化財に登録されている。

 「散策」は計9班に分かれ、矢口輝行さん(69)ら地元の「歴史ボランティアの会」会員のガイドの下で行われた。「後世に長く残るように、歴史の街・石岡にふさわしい文化の建物の素晴らしさが伝わるよう心掛けた」と矢口さん。約5キロを2時間ほどかけ汗だくになって案内した。

 サミットでは、基調講演やパネルディスカッションも行われた。【庭木茂視】