落雷でしゃちほこなどが損傷した愛知県犬山市の国宝「犬山城」は16日、しゃちほこ以外の屋根などの復旧修理が終わり、天守閣の一般公開が再開された。しゃちほこのヒレの部分とみられる破片数個も展示され、落雷前の週末とほぼ同数の約2500人が訪れた。

 高さ約1.2メートルのしゃちほこは、1964年の大改修の際に復元設置されたもの。12日の豪雨に伴う落雷で、2体のうち屋根北側の1体がほぼ全壊した。

 破片は最大でも手のひらほどの大きさ。城巡りが趣味で訪れたという同県豊田市宮上町の会社員、宮国聖矢さん(29)は「こんなに小さくなった破片がよくみつかった。早く修復してもらいたい」と展示ケースをのぞき込み、落雷の衝撃に驚いていた。

 城の管理事務所はしゃちほこの復元について文化庁と協議中で、近く専門業者が現場を確認する。【花井武人】