北九州市八幡西区の特定医療法人東筑会・東筑病院(199床)は10日、ほとんどの抗生物質が効かないカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)に入院患者4人が感染し、このうち80代の男性2人が死亡したと発表した。感染者のうち2人の菌の型が一致しており、院内感染の可能性があるという。

 病院によると、死亡した2人はいずれも肺炎で入院。病院がCRE感染を確認し、7月12、21日に保健所に届け出たが、2人は7月中に死亡した。抗生物質が効かないCRE感染症を発症した可能性がある。他に90代男女の入院患者2人もCREに感染したが、感染症が現れず抗生物質が効いた。ただし、90代女性はその後、死亡したという。

 北九州市は8月4日に立ち入り検査しており、病院は感染者を個室に移すなど感染防止に努めている。市によると2016年は全国で1570人がCREに感染した。【比嘉洋】