福岡県行橋市の正(しょう)八幡宮のクスノキで、フクロウの仲間のアオバズクのヒナ2羽がすくすくと育っている。7月中旬に巣立ち、丸くて大きな目で愛嬌(あいきょう)を振りまいている。

 神社によると、境内にあるクスの大木には巣にしやすい穴があり、約60年前から初夏につがいが飛来して神社の森で子育てしている。胸毛がふわふわした幼鳥たちは枝の上でじっとしており、夜になると親鳥が捕まえたカナブンなどの昆虫やコウモリを食べている。

 広瀬正和宮司(68)は「台風が来ても、カラスに襲われても毎年やって来る。ここでずっと繁殖できるように緑を残し、環境を守りたい」と話す。アオバズクの一家は9月上旬ごろには東南アジアへ旅立つという。【上入来尚】