大分県別府市上平田町の民家で今月3日に住人の山野佐知子さん(66)が死亡しているのが見つかった事件で、県警は15日、銃刀法違反容疑で逮捕、送検した長男の無職、学(まなぶ)容疑者(36)を殺人容疑で再逮捕した。認否については「黙秘します」と供述しているという。

 逮捕容疑は10月27日ごろ、山野さん宅で、山野さんの後頭部を炊飯器などで殴ったり、首や背中を家庭用の包丁で何度も突き刺したりするなどして殺害したとしている。死因は失血死だった。

 事件は3日に山野さんの弟が「姉と連絡が付かない」と110番して発覚。翌4日、県警は別府市内の飲食店にいた学容疑者が手提げかばんの中に包丁を持っていたため、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。

 県警によると、山野さんは学容疑者と同居していた数年前、学容疑者の暴力行為について県警別府署に相談していたという。【尾形有菜、田畠広景】