首都直下地震の想定がある東京都が15日、町(丁目)ごとに地震による建物倒壊や火災の発生、避難・救助の危険度などを評価し、5段階にランク付けをした「総合危険度」を公表した。5177地域のうち、最も危険度が高い「ランク5」は85地域。荒川、足立、墨田区など23区の東部に位置する8区が65地域で7割超を占めた。

 総合危険度は震源を設定せず、最も危険な状態と言われる「冬の夕方に全ての地域で同一の揺れの地震が発生した」と想定して算出。おおむね5年ごとに更新する。前回の4年半前に比べ、都全体で建物倒壊の危険は2割、火災の危険は4割低下しているが、各調査の相対評価のため「ランク5」は前回並みの地域数となった。23区東部以外では、大田区で「ランク5」が8地域あった。

 避難や救助に不可欠な道路の整備状況については、検討項目に幅6メートル未満の道に面した建物の中にいる被災者を助け出し、幅12メートル以上の大通りまで運ぶ平均所要時間などを新たに加味。その結果、環状7号線沿いやJR中央線沿線の中野区や杉並区、三鷹市などの一部で危険度が高くなった。

 詳細は都都市整備局のホームページ(http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_6/home.htm)。【柳澤一男】