滋賀県は9日、マダニに刺されることで感染する「日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)」を発症した近江八幡市の50代男性会社員が死亡したと発表した。1999年の調査開始以降、県内の日本紅斑熱患者の発生や死亡は初めて。

 日本紅斑熱は、細菌を保有するマダニに刺されることで感染し、2〜8日後に発熱や手足の発疹、だるさなどの症状が出る。

 県薬務感染症対策課によると、男性は先月6日以降、発熱や手足の発疹が出て13日に入院。14日に多臓器不全で死亡した。マダニに刺された時期や場所は不明。同居する80代の母親も同8日に同様の症状が出て13日に入院したが、回復したという。

 県は、草むらなどに入る場合、長袖・長ズボンを着用し、刺されたら自分で取り除かず、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【成松秋穂】