今回の平和記念式典は、安倍晋三元首相が死亡した7月の銃撃事件以降、国内外の要人が多数集まる初めての国内での大規模行事となった。事件を受け、主催者の広島市は警備態勢を見直し、参列者に対して金属探知機による入場検査を実施するなど厳戒態勢で臨んだ。

 市は広島県警とも協力し、会場一帯の警備に当たる市職員を2021年の約700人から大幅に増員した。15年から参列者に対して始めた手荷物検査に加え、今回、ハンディータイプの金属探知機による検査を初導入。入り口2カ所で担当者が参列者に探知機を当てる様子が見られた。

 また、市は当初、参列者席を、新型コロナウイルス対策で規模を縮小した20、21両年の約4倍となる約3550席用意した。しかし、約700人が参列を取りやめた。大半はコロナ感染拡大の「第7波」を受けた欠席とみられる。【中村清雅】