名古屋市は1日、東山動植物園(同市千種区)の飼育施設からホンドギツネが逃げ出したと明らかにした。ホンドギツネは市内でも野生で生息しており、人に危害を加える恐れはないが、市は「見かけた場合はむやみに近づかないで」と注意を呼び掛けている。

 市によると、逃げ出したのはメスのホンドギツネ「藍」(全長80センチ〜1メートル、年齢不明)。3月31日午後4時ごろ、藍がいないことを飼育担当者が発見した。同日正午には確認されていた。

 ホンドギツネ舎は高さ約2メートルの堀と屋内施設で構成。屋外の植栽を登って屋内施設の屋根に飛び移って逃げた可能性があるという。

 藍は今年1月、東山動植物園のタヌキ施設に侵入した野生のホンドギツネで、同園が保護して飼育していた。今回の事案を受け、同園は全飼育施設の一斉点検を実施している。【式守克史】