日米通算2000安打達成者で、現役最年長野手のロッテ・井口資仁内野手(42)が20日、千葉市内で記者会見し、今季限りでの引退を表明した。井口は「(2013年の)2000安打達成からずっと引き際を考えてきた。残り試合で今まで以上の思い出を作りたい」と話した。

 井口は青学大時代の1996年に銀メダルを獲得したアトランタ五輪代表で活躍。ドラフト1位(逆指名)で翌97年にダイエー(現ソフトバンク)入りした。俊足強打の内野手として99年、03年には日本一に貢献した。01、03年には盗塁王を獲得した。

 05年に米大リーグ・ホワイトソックスに移籍すると、二塁の定位置をつかみ、ワールドシリーズ制覇に貢献。フィリーズなどに所属した後、09年にロッテ入りして日本球界に復帰した。

 引退を決断したのは昨年のこと。球団には契約更改の段階で「もう1年だけお願いします」と伝えたという。この時期の発表になったことについては「一試合でも多く、ファンの方に、球場に見に来てもらいたい」と理由を説明した。チームは最下位と低迷中。「これを起爆剤に上の順位を目指したい」と巻き返しを誓った。

 一方、引退後については「何も考えていない」と井口。会見後に報道陣の取材に応じた林球団本部長は「いずれ、チームの力になってほしい」と将来的に指導者として起用する方針を示した。

 井口の日米での通算成績はここまで出場2378試合、2243安打、294本塁打、1215打点。今季は代打、指名打者を中心に35試合出場で、打率2割5分7厘、1本塁打、8打点の成績を残している。【岸本悠】