男子ゴルフの全米プロ選手権は11日、第2ラウンドを行い、松山英樹は通算8アンダーとし、ケビン・キズナー(米国)と並んだ。強い雨による約1時間40分の中断がありながら、伸ばしたスコアは七つ。暫定とはいえ、松山が首位に躍り出た。

 15番(パー5)。1打目をフェアウエー左の木に当ててラフに落とした。2打目を打とうとしたところで中断。直前の14番(パー4)まで3連続バーディーを奪っていただけに、普通なら流れを失うことを懸念しそうなものだ。しかし、「疲れていたのでいい休憩になった」と、むしろプラスにとらえていた。

 再開直後の2打目はグリーン右のラフに入れたが、動揺はない。3打目のアプローチをピンまで残り約30センチにつけ、楽々、バーディーパットを沈めた。

 続く16番(パー4)も、第1打をフェアウエー右のラフに入れるミスショット。それでも「打ちやすい状態だった」と意に介さずにグリーンを狙った。右のバンカーに入ったが、パーでしのいだ。「ミスが多かった」と松山。しかし、追い詰められるほどに、集中力が増し、良いショットやパットを披露した。

 今大会も残り2ラウンド。日本のエースは「トップにいることは緊張する」と言いつつ、日本勢初のメジャー制覇に向け「残り2日もいいプレーができるように頑張りたい」と、その言葉に力を込めた。【岸本悠】