○ソフトバンク1−0日本ハム●(ヤフオクドーム・12日)

 「大谷キラー」ぶりを、いかんなく発揮した。ソフトバンクのモイネロは八回2死から3番手として登板。相対した日本ハム・大谷を3球三振に切って取り、零封リレーに貢献した。

 「前回はカーブを多く使ったので、今日はチェンジアップへの反応を見たかった」。初球、その球に大谷のバットが大きく空を切ると、自信は確信に変わる。2、3球目も内寄りのチェンジアップを同じようなスイングで空振り。まったくタイミングを取らせずに、あっさり三振とした。

 これで大谷との対戦は4打数無安打3三振。大谷自身が「復調途中」とはいえ、昨季対ソフトバンク戦だけで9本塁打を放った「天敵」に付け入るすきを与えない内容で圧倒する。工藤監督も「最初から大谷君のところでモイネロとは決めていた」と早くも信頼を寄せる。

 6月27日の来日初登板からすでに17試合。対左打者だけでなくロングリリーフに抑えとフル回転し、2勝1セーブ4ホールド(1敗)をマークする。「四球から崩れないし右左どっちでもいける」と工藤監督。キューバから今季途中入団の細身の左腕が、夏場の苦しい救援陣を支えている。【角田直哉】