短水路(25メートルプール)で争う競泳のワールドカップ(W杯)第7戦・東京大会は最終日の15日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子400メートル個人メドレーで瀬戸大也(ANA)が3分57秒66で優勝し、200メートルに続き個人メドレー2冠を達成した。

 男子50メートル平泳ぎは小関也朱篤(やすひろ)=ミキハウス=が26秒06で自身の日本記録を更新して優勝し、平泳ぎ2冠に輝いた。女子100メートル個人メドレーは2位の池江璃花子(ルネサンス亀戸)が57秒75で自身の日本記録を更新した。優勝はカティンカ・ホッスー(ハンガリー)で57秒38だった。

 ◇結婚が競技に好影響

 公私ともに好調な瀬戸が2位と5秒余りの差をつけ大勝した。10月に挙式し練習再開から間もないが、「世界新を狙っていたので残念。次からも狙っていきたい」と笑顔をみせた。

 スタートから全開だった。世界記録を上回っていることを伝えるアナウンスが響くなか、他の選手をぐんぐん引き離していった。得意とする3種目めの平泳ぎからは一人旅。最終種目の自由形でもスピードは落ちなかった。

 5月の自身の誕生日にあわせ結婚した瀬戸。夏の国際大会を終え、10月に挙式し新婚旅行へと出かけた。プライベートで充実した日々を過ごし、「集中するときにスイッチが入りやすくなった」と競技に好影響を与えているという。

 10日のW杯北京大会の400メートル個人メドレーで優勝。今大会も連戦の疲れで体調は万全ではなかったが2冠を飾り、「結果を求めてやってきた」と胸を張る。家族を持ったことの自覚が泳ぎにも表れている。【村上正】