バレーボール女子の世界選手権は第10日の11日、名古屋市のガイシプラザなどで2次リーグ最終戦があり、日本は14日から同所で行われる3次リーグ進出を決めた。世界ランキング6位の日本は同4位のブラジルに2−3で敗れたが、フルセットの末での敗戦により勝ち点を1加えて22に伸ばした。同組の8カ国・地域中2位となり、上位3カ国に与えられる3次リーグ出場権を得た。

 ◇頼れるベテラン、勝負どころで力

 日本が1セットでも取れば、日本の3次リーグ進出とブラジルの2次リーグ敗退が決まる中、本気で向かってきた強豪ブラジルの勢いをはね返し、日本が第1セットを逆転でつかみ取った。

 勝負を分けた第1セット終盤の17−22からの場面、頼りになったのは2016年リオデジャネイロ五輪を経験した石井優希(久光製薬)と荒木絵里香(トヨタ車体)だ。守りの安定しない黒後愛(東レ)に代わって第1セット中盤に途中出場した石井は強気に打ち込んでの3連続スパイク得点で流れを変えた。さらに荒木が2連続でサービスエースを決めて追いつき、25−23で制した。

 世界3大大会の出場は34歳の荒木は8大会目、27歳の石井は4大会目でブラジルの底力も知っている。相手を乗せないため、石井が「1セット目で決めるつもりでコートに入った」と話せば、荒木も「経験を積んで今がある」と胸を張った。

 しかし、3セット目以降は心身ともにスタミナ切れとなり守備は乱れ、スパイクもブロックに次々につかまって逆転負けした。中田久美監督は「『勝ちきろう』と選手には話していた。内容は納得いくものではない」とぶぜんとした表情。強敵ぞろいの3次リーグへ課題も残った。【小林悠太】