中日の新監督に、OBの与田剛氏(52)が就任することになった。11日、矢野博也球団社長らが明らかにした。就任会見を15日に開く。森繁和監督は今季限りで退任し、編成部門の責任者として球団に残る。

 西山和夫球団代表によると、9月28日にチームのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した後、森監督が球団首脳に辞意を伝えたという。そこで、球団は人選を進め、2009、13年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表投手コーチ、16年から今季まで楽天の投手コーチを務めた与田氏に白羽の矢を立てた。10日、名古屋市内で、白井文吾オーナーが就任要請し、与田氏が受諾した。

 今季、中日は救援陣が崩れ、逆転負けを多く喫するなど投手陣の立て直しが急務。西山球団代表は「(与田氏は)指導者の経験、素地があることが大きい」と説明し、「投手だけでなく、チーム全体で若い選手たちの芽が出始めている。それを受け継いで新しいドラゴンズを作ってもらいたい」と強調した。

 与田氏の初仕事は、25日に東京都内で開催される新人選手選択(ドラフト)会議になる予定。西山球団代表は「新監督がくじを引く」と話した。

 与田氏は千葉・木更津中央(現木更津総合)高から亜大、NTT東京(現NTT東日本)を経て1990年にドラフト1位で中日入団。1年目、31セーブを挙げ、最優秀救援投手と新人王に輝いた。その後はロッテ、日本ハム、阪神に所属し、00年に引退した。【梶原遊】