大相撲初場所5日目は14日、東京・両国国技館で行われ、大関・貴景勝が初日を出した。

 苦しんでいた大関・貴景勝がようやく白星をつかんだ。埼玉栄高の後輩でもある21歳の琴勝峰を立ち合いからのど輪で起こし、素早く体を開いて左から突き落とした。4日目までは攻めながらも最後の一押しができなかったが、この日は伸び盛りの若手に対して危なげない取り口を見せ、冷静さが光った。

 先場所で優勝し、初めての綱取りに挑んだ今場所、初日から4連敗。重圧の中で昇進の可能性は消えた。それでも大関の責任を果たすべく、2横綱不在の場所で土俵に上がり続ける。「一生懸命やることしかできない。白星が良いきっかけになれば」と貴景勝。苦い経験を糧に大関は、どう巻き返しを図るか。【石川裕士】