社会人野球の第96回都市対抗野球大会の東京地区2次予選が、12日から大田スタジアムと神宮球場で行われる。企業7チームと、1次予選を勝ち抜いたクラブ3チームの計10チームが参加する。
昨年の予選を敗退した鷺宮製作所とHondaは戦力が充実し、昨年の本大会で4強入りした東京ガスなど全国で上位を狙えるチームがひしめく。4枠の争いでどのチームが抜け出すか、目が離せない。
総合力高い東京ガス
東京ガスは若手からベテランまでバランスが良く、総合力が高い。打線は共に2年目の仲俣慎之輔選手と内海貴斗選手、横浜国立大から今季加入した藤沢涼介選手の若手が中軸に並ぶ。
藤沢選手はJABA長野大会で最高殊勲選手賞を獲得した長打力だけでなく、走力も魅力の外野手だ。3年目の中尾勇介選手の打力も欠かせない。
投手陣では、大黒柱である臼井浩(いさむ)投手が9年目の今季も安定感ある投球を見せる。野沢秀伍投手と伊東佳希投手の左右2年目コンビも先発として力をつけている。
Honda、先発投手陣がカギ
南関東地区から東京地区に移って2年目を迎えるHondaは、2年ぶりの本大会出場を目指す。ポイントとなるのは先発投手陣の働きだ。
昨年けがから2年ぶりに復帰した5年目・片山皓心(ひろみ)投手と昨季の年間最多勝利投手に輝いた8年目・東野龍二投手の両左腕が先発の柱を担う。安定している抑えの6年目左腕・中村伊吹投手にいかにつなげられるか。明治大から来た新人・千葉汐凱(ゆうが)投手も期待の左腕だ。
打線では、上位に座る鈴木薫選手、辻野雄大選手、井上彰吾選手といったベテラン勢の勝負強さが欠かせない。
3年ぶりの本大会出場を狙う鷺宮製作所は、3月のJABA東京スポニチ大会を制すなど戦力の充実がうかがえ、雪辱に燃えている。
投手陣の柱は、2年目左腕・竹丸和幸投手と5年目右腕・中島隼也投手だ。昨季限りで休部となったJPアセット証券から左腕・門間滉介投手が加入し、投手力は底上げされた。
攻撃では、帝京大出の新人・島野圭太選手や2年目の中島優仁選手ら上位打線で好機を作り、勝負強い4番・野村工選手の前に走者をためたい。
15年連続で本大会出場中のJR東日本は、4番の高橋隆慶選手、主将の山内慧選手を中心とした打線が強力だ。
青山学院大で4年春に最優秀投手に選ばれるなど昨年の「大学4冠」に貢献した左腕・児玉悠紀投手が加わり、投手陣に厚みが増した。経験豊富な左腕・西居建陽(けんや)投手も後ろで支える。
昨年の本大会で42年ぶりに8強入りした明治安田は、6年目の竹田和真と2年目の松下瑛亮の両投手が先発の軸となる。三宮舜投手や小玉和樹投手の左右の継投がポイントになりそうだ。
NTT東日本は、今季から北道貢監督が指揮を執る。課題の投手陣は、3年目左腕・長久保滉成投手や高卒4年目右腕・寺嶋大希投手ら若手がどこまで奮起できるか。攻撃では、4番で勝負強い向山基生選手を軸にしぶとく得点をもぎ取りたい。
セガサミーは昨季、2次予選で一勝もできずに敗退する苦い思いを味わっただけに本大会切符に懸ける気持ちは強い。
2年目左腕・尾崎完太投手や9年目右腕・草海(くさがい)光貴投手を中心とした投手陣が最少失点に抑えたい。黒川貴章選手や高島大輝選手、長打が魅力の中川智裕選手が援護できるか。
クラブに元プロ左腕も
クラブ3チームも目が離せない。
初の2次予選に挑むCLUB REBASEは東芝でプレーした福山亮選手が在籍する。全府中倶楽部はプロ野球のロッテでプレーした経験があるエース左腕・永野将司投手を中心に粘り強い。2年連続で2次予選出場となるREVENGE99も得点力がある。【円谷美晶】
東京都2次予選の出場チーム
鷺宮製作所、JR東日本、セガサミー、NTT東日本、Honda、東京ガス、明治安田、CLUB REBASE、全府中倶楽部、REVENGE99


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