【モスクワ杉尾直哉】ロシア連邦捜査委員会は19日、サンクトペテルブルクで3日にあった地下鉄テロに関与した疑いで、中央アジア・キルギス出身のアクラム・アジモフ容疑者(29)をモスクワで拘束したと発表した。自爆した実行犯とされるジャリロフ容疑者を訓練した疑いで17日に拘束されたアブロル・アジモフ容疑者(27)の兄で、テロで拘束された容疑者は10人目。

 露捜査当局は、拘束する様子を撮影した映像を公表した。バス停のベンチに座っていたアクラム容疑者を車で駆けつけた覆面姿の捜査当局者が取り押さえ、腰のバッグから手投げ弾を押収した。ただ、キルギス当局者がロシア通信に語ったところによると、アクラム容疑者は弟の拘束後、ロシア側の事情聴取の要請を受け、キルギスからロシアに自発的に渡っていたという。