スロバキア北西部のハンドロバで15日午後、フィツォ首相(59)が銃撃され、病院に搬送された。スロバキア政府は「命に関わる危険な状態」と発表した。

 現地メディアなどによると、フィツォ首相は政府の会合後、銃撃された。4発の発砲があり、うち1発で腹部を負傷したという。首相を撃ったとみられる人物は現場で拘束された。

 周辺諸国の首相らは相次いで事件を非難するコメントを寄せた。ハンガリーのオルバン首相はX(ツイッター)に「私の友人であるフィツォ首相に対する凶悪な襲撃に深い衝撃を受けている」と投稿した。

 昨年10月に就任したフィツォ首相は、ウクライナへの武器供与停止を表明するなど親露的とされ、汚職対策に取り組む特別検察を廃止するなど、「法の支配」を弱める制度変更で反発を呼んでいた。【国本愛】