梅雨前線に南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で県内は16日、各地で大雨に見舞われた。三種、五城目両町では河川氾濫の恐れがあるとして一部の地区に避難勧告が出されたほか、上小阿仁村沖田面では県道で土砂が崩れ、付近の住民15人が一時孤立状態となった。

 秋田地方気象台によると、午後5時10分までの24時間降水量は、北秋田市阿仁合159ミリ▽鹿角市150・5ミリ▽同市湯瀬132・5ミリ▽五城目町130・5ミリ−−だった。

 三種町は町内を流れる三種川が「氾濫危険水位」を超えたとして、2地区の計202世帯536人に避難勧告。五城目町も4地区の計399世帯964人に避難勧告を出した。県によると、午後6時時点でけが人の報告はないという。

 鉄道ダイヤも乱れた。JR東日本秋田支社の午後6時時点のまとめによると、五能、花輪、男鹿、奥羽の各線で上下計44本が運休(区間運休含む)となったほか、男鹿線と奥羽線で計2本が最大約5時間半遅れ、約3850人に影響した。

 同気象台によると、17日も降雨の可能性があるため、引き続き河川の増水や土砂災害に注意を呼びかけている。【松本紫帆】