第99回全国高校野球選手権富山大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は16日、富山市五福の県営富山野球場など3球場で1回戦6試合があった。昨夏優勝の富山第一は富山西に快勝し、国際大付は七回コールド勝ち。富山東、富山南、水橋、伏木もそれぞれ2回戦にコマを進めた。17日は2回戦8試合が行われる。【鶴見泰寿】

 ▽1回戦

 ○…県営富山…○

富山北部

  000000000=0

  21000001×=4

富山東

 (北)布瀬、水落−建部

 (東)沼田−三原

富山西

  000000000=0

  01101021×=6

富山第一

 (西)藤井、山森−川上

 (一)森、渡辺−竹田

▽二塁打 森、佐々木、神代(一)

 ○…黒部市宮野運動公園…○

高専本郷

  1010000=2

  202051×=10

国際大付

 (七回コールド)

 (高)斉藤、林、高橋−村橋

 (国)室林、古本−中島、竹内

▽本塁打 上野(国)

▽二塁打 川田、北村(高)安川(国)

富山南

  000000300=3

  000100000=1

入善

 (富)橋本、伊井−高桑

 (入)永井−中川

▽二塁打 中島、高森(富)中川(入)

 ○…高岡西部総合公園…○

水橋 000000203=5

大門 100000002=3

 (水)角谷、中林、高杉−中川

 (大)山口−中島

▽二塁打 鈴木(水)

伏木

  100100301=6

  000110001=3

南砺福野

 (伏)笹川、竹内−村牧

 (南)横川、山崎、黒田、谷崎−波能

▽三塁打 戸田(伏)

▽二塁打 渋谷、斉藤(伏)

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 ■熱球譜

 ◇監督との特訓 精神的強さに 富山北部・布瀬広大投手(1年)

 「インコース主体のピッチングを」。ピンチの場面では呪文のように唱え続けた。七回2死二塁、相手打者を内野ゴロに打ち取ると、この日初めて右拳を握りしめるガッツポーズを見せた。

 身長178センチ、体重62キロ。スポーツ用眼鏡がトレードマークの1年生。ストレートがシュート気味に回転するのが特徴で、持ち前の制球力を生かした打たせて取るピッチングが信条だ。

 尊敬するのは須賀繁樹監督。「精神的に弱い自分の野球を変えてくれた」と感謝する。

 6月中旬の高岡南との練習試合。九回に登板したが、球が外に逃げて四球を与えサヨナラ負けにつながった。

 試合後、須賀監督の特訓が始まった。バッターボックスの後ろに捕手を座らせ、バッテリーの間に立つと「俺を目掛けて投げろ」と大声。約20分後に監督の腰に当たると「最初からそれを投げろ。インコース主体だ。忘れるな」。監督の姿を目に焼き付けると、自然と涙があふれ出た。

 憧れの夏の大会。対戦校の大声援に圧倒されたが、初回のマウンドで笑顔を作り落ち着かせた。負けはしたが7回を投げて被安打3。「引退する3年生に恥じないよう、来年はベスト8以上を狙う」【鶴見泰寿、写真も】