第99回全国高校野球選手権岐阜大会は16日、岐阜市の長良川球場など県内4球場で2回戦1試合と3回戦8試合があり、シード校4校が順当に4回戦に進んだ。大垣日大が接戦を制したほか、多治見は最終回の満塁本塁打で逆転勝ちした。2回戦で延長十五回引き分け再試合となった各務原と本巣松陽の試合は再び延長の末、各務原が勝利した。

 17日は県内4球場で3回戦8試合が行われる。【沼田亮】

 <長良川球場>

 ▽2回戦

各務原

  00030000103=7

  00010003001=5

本巣松陽

 (延長十一回)

 (各)五島、藤田、纐纈−吉原、筒井

 (本)長屋、本間−鷲見海

▽三塁打 山下(各)

▽二塁打 棚橋、吉原、五島(各)上田、本間、宇野(本)

 ▽3回戦

大垣日大

  000000011=2

  000010000=1

岐阜総合

 (大)修行、石川−都筑

 (岐)古沢、杉本−矢野

▽三塁打 都筑(大)

▽二塁打 内田(岐)

高山西

  00000=0

  03061=10

岐阜聖徳

 (五回コールド)

 (高)奥田来、奥田春、三嶋−三嶋、田口

 (岐)江本−小川

▽二塁打 三嶋(高)横山、椙山2、川合哲、小川、川合正(岐)

 <大垣市北公園野球場>

 ▽3回戦

大垣工

  000000=0

  035102=11

中京学院大中京

 (六回コールド)

 (大)目黒、川瀬、佐藤、松岡−林

 (中)古田−西脇

▽本塁打 高野2、西尾(中)

▽三塁打 西川(中)

▽二塁打 西川2、饗場2、西脇(中)

中津商

  100001041=7

  000013020=6

可児工

 (中)金子、大橋−土屋

 (可)伊藤、尾関、山本、伊藤−奥田

▽三塁打 度会(中)入山、奥田(可)

▽二塁打 堀川、桶田、平田(中)

 <KYBスタジアム>

 ▽3回戦

多治見

  001000025=8

  000050001=6

関商工

 (多)河地、柘植、前田、奥村−山田

 (関)高井、宮地、川上−前沢

▽本塁打 佐藤(多)

▽三塁打 小西(多)

▽二塁打 米沢(多)

大垣東

  0000000=0

  0021013=7

加茂

 (七回コールド)

 (大)高橋、細野−岩田

 (加)矢野−藤巻

▽本塁打 田口(加)

▽三塁打 北原、平田、小森

▽二塁打 矢野、岸

 <大野レインボースタジアム>

 ▽3回戦

東濃実

  0000100=1

  103400×=8

美濃加茂

 (七回コールド)

 (東)渡辺敦、馬場、塔田−堀部

 (美)池戸−小出

▽本塁打 小出(美)

▽二塁打 鈴木、各務(東)市原、野上、上田(美)

帝京大可児

  010000000=1

  20102000×=5

岐阜城北

 (帝)小坂、近藤−有賀、松波

 (岐)小池−上野

▽本塁打 上野(岐)

▽二塁打 米沢、中村、内藤(岐)

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 ■熱球譜

 ◇2日で303球、成長実感 本巣松陽・本間太一投手(3年)

 連投でも抑える自信はあった。冬場の走り込みをほぼ毎日欠かさなかった自負がある。引き分け再試合も延長にもつれ込む熱戦で試合終盤は両足がつりそうになっていたが、鍛えた下半身を信じて投げ続けた。しかし、延長十一回表2死満塁のピンチで初球のストレートが甘く入ると、打球は中堅手を大きく越え3人が生還。2日間にわたる熱投は報われなかった。

 15日は15回210球の完投。打っては7打数5安打2打点。九回2死二塁では、中越え同点適時二塁打を放つなど投打にわたる活躍で引き分け再試合に持ち込んだ。この日の再試合では4番、右翼手でスタメン出場。疲労を考慮されて先発マウンドこそ譲ったが、いつでもマウンドに上がるつもりでいた。

 2点ビハインドの六回表からマウンドに上がるとチームは勢いづき、八回裏には自らの適時打などで一時は逆転。矢野陽祐監督の「チームの投打の大黒柱で、背番号1にふさわしい」との期待に応えてみせた。

 延長十一回裏、2死一塁と後がなくなり打席を迎える。「自分が打って後につなぐ」。しかし結果は無情の一塁ゴロ。一塁を駆け抜け天を仰ぐと夏が終わるのを感じた。

 「すごく楽しく投げることができた」と晴れやかな表情で振り返る。そして「2試合を戦ってピンチの場面でも抑えることができ、精神的にも成長できた」と手応えを語る。連戦で計303球を投げ抜いたエースは最後まで涙を見せなかった。【沼田亮】