佐世保市鹿子前町のホテル「九十九島シーサイドテラスホテル&スパ花みずき」で16日、「海軍洞窟そうめん」がオープンした。初日から大勢の観光客らでにぎわった。

 洞窟は旧海軍が第二次大戦末期、地下工場建設のために掘削していたトンネルの一部。建設途中に終戦を迎えたが、その後、一時的に戦艦や潜水艦などの部品の保管庫に使われていた。

 ホテルの敷地内には洞窟が約20本あり、うち1本(長さ約26メートル、幅約3メートル)で1967年に「洞窟そうめん」と銘打って営業を始めた。炎天下でも洞窟内の気温は20度前後と涼しく、ここで食べるそうめんは夏の風物詩となっている。

 佐世保市相浦町から子供と一緒に訪れた川島勝さん(34)は「洞窟があるのは知っていたが、初めて来た。入った瞬間涼しく、そうめんの味も普段とはひと味違う」と喜んだ。

 オープンから51年目を迎え、今年8月には新たに2本の洞窟でも営業を始める。同ホテル宴会サービス課の谷脇薫さん(23)は「ひんやりと涼しい洞窟で冷たいそうめんを楽しんでほしい」と話した。営業は9月末まで。【和田恭代】

〔長崎版〕