中部大学(春日井市)の元教授で建築家だった故伊藤平左エ門さんが愛したカメラのコレクションが、同大図書館で一般公開されている。往年の名機や貴重なカメラ約150台が一挙に展示され、マニアだけでなく一般市民も楽しめる。12日まで。

 伊藤さんは代々宮大工の家の12代目として生まれ、永平寺(福井県)の伽藍(がらん)護持相談役を務めるなど伝統建築の保存、修復に尽力した。1973年から中部大工学部建築学科教授になり、2004年に81歳で死去した。

 カメラのコレクションでも有名で、ドイツ製のライカやローライフレックス、ミノックスなど各時代を代表する名機を収集した。遺族から大学に約200台が寄贈され、学内外の愛好家がカメラ同好会をつくって管理している。今回は同好会員だった故宮下卓也さん(15年に72歳で死去)のコレクション約100台も同時に展示されている。

 同大工学部教授で同好会長の内藤和彦さん(70)は「伊藤先生のカメラ収集は別格で、家が建つような高価なカメラが何台もあると聞いている。特にライカは初期のものから系統的に収蔵され、とても貴重なコレクションだ」と話している。観覧無料。【花井武人】