第10回石見銀山文化賞に選ばれた元フランス国立管弦楽団のバイオリン奏者、破魔澄子さんと、夫でフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者、トーマ・プレボさんの表彰式が11日、大田市大森町のオペラハウス「大森座」であった。

 同賞は石見銀山遺跡(大田市)が世界遺産登録された翌年(2008年)に、同市の義肢・装具メーカー「中村ブレイス」が創設。ブレイス社の中村俊郎社長から表彰盾と賞金50万円を贈られた破魔さん夫妻は「光栄です」と感謝し、「人が幸せな状態で生きていけるこの町は魅力的で、素晴らしい未来が待っていると思います。豊かな音楽を世界に発信していきたい」と話した。

 破魔さん夫妻はパリを拠点に音楽活動を続ける傍ら、移住した大田市大森町を会場に、世界的な演奏家からレッスンを受けられる「石見銀山国際音楽アカデミー」を開き、音楽を通した国際文化交流に尽力している。

 今年も9〜17日に、全国から参加する17人が音楽レッスンを受ける。12日は講師によるコンサート(入場料3500円)がブレイス社の資料館「なかむら館」である。【関谷徳】