国指定重要無形民俗文化財「平戸神楽」の後継者を育てようと、平戸市岩の上町の亀岡神社で10、11両日、神職の子供らを対象にした合宿講習があった。

 全24番の平戸神楽は氏子に任せず、各神社の神職が舞い手を務めるのが伝統。講習は夏休みの恒例行事で、小学1年から高校2年までの10人が白い着物と袴(はかま)を着て参加。境内の神楽殿で、講師の神職4人から足運びや、扇と鈴の扱い方などを学んだ。 平戸市立紐差小1年の三輪笙太(しょうた)さん(6)は三輪神社の宮司(50)の長男で、「跡を継ぎたい」と初参加。「きれいに舞えるようになりたい」とベテラン神職の動きを見つめていた。

 平戸神楽振興会に加盟する平戸市と松浦市の計171の神社で現役の舞い手は34人しかいない。会長の木田昌宏さん(76)は「舞い手の高齢化が進んでおり、後継者を育成して神楽を守り伝えたい」と話した。【峰下喜之】

〔長崎版〕