服部誠太郎知事は毎日新聞の新春インタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動を両立させ、地域経済の立て直しを図る考えを示した。【聞き手・光田宗義】

 ――知事に就任した昨年の総括と、今年の抱負は?

 ◆就任以来、新型コロナ対策や5年連続となった大雨災害被災地の復旧・復興に全身全霊で取り組んできた。新型コロナの第5波では、デルタ株の拡大スピードで極めて深刻な状況になったが、血中酸素飽和度を用いたトリアージによる入院調整や宿泊療養施設の稼働率向上といった取り組みで、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)することはなかった。感染拡大に備えて保健・医療提供体制を強化し、ワクチン接種を着実に進め、コロナ危機を克服したい。

 ――新年度の服部県政初の本格予算で力を入れたい政策は?

 ◆行政の継続性は重要で、県民が安心して生活を送れるよう継続することは大きな基本としてある。次代を担う「人財」の育成、世界から選ばれる福岡の実現、(人と動物健康増進を一体的に推進する)ワンヘルスの実現。この三つの柱をしっかり立ててやっていきたい。バイオテクノロジーや宇宙、再生可能エネルギー関連産業など県内には成長の芽があり、育てていくことが必要だ。

 ――1期目の4年間を見据え、ぜひ成し遂げたいことは?

 日本の発展をけん引するのは九州だ。九州のパワー、一体感は大きなものがある。福岡こそが九州のリーダーであると自負しており、それにふさわしいこれからの飛躍、発展と県民の皆さんの幸せを生み出していきたい。

〔北九州版〕