冬に私たちを悩ませるものといえば「肌の乾燥」。「肌が乾燥してかゆい」「肌がカサカサしてメイクがのらない」など、肌の乾燥について悩みをお持ちの方は多いことでしょう。
正しい肌の乾燥対策について皮膚科医で「ウォブ クリニック中目黒」総院長の髙瀬聡子先生に教えてもらいました。


 
目の周り、唇、ほほの乾燥は徹底的な保湿ケアで解消
●加齢による乾燥じわが出やすい「目の周り」
顔の中でも、目元の皮膚はかなり薄く、皮脂腺も少ないため、乾燥しがちです。特に目の下の柔らかい部分は乾燥じわができやすいので、十分な保湿が基本。しわは、放置するとどんどん深く長くなります。アイクリームで潤いを補いましょう。

コットンパックで水分をたっぷり注入
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お手持ちのコットンに化粧水をひたひたに染み込ませ、目元の気になるところを中心に3〜5分のせます。
 
目の周りにアイクリームをなじませる
1812p060_02.jpg摩擦による乾燥を防ぐため、力の入りにくい薬指の腹でトントンと置くようにクリームをなじませます。

◎チェック!
アイクリームは片目でパール1粒大
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目の周りは皮脂腺が少ないので、油分が多めのアイクリームを使いましょう。深いしわは指で広げて、奥にクリームを押し込むように塗ります。
 
 
●ガサガサで痛い、皮むけする、縦じわくっきり「唇」
皮脂腺がなく、角質層も薄いため刺激を受けやすい部位です。油分が多めのリップクリームなどで潤いが逃げることを防ぎ、保護します。また、潤わせるために唇をなめると、より乾燥を招き、一層荒れる原因となるので気を付けましょう。
 
保湿力の高いリップクリームを塗る
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洗顔後やお風呂上がりは油分が多いリップクリームなどをシワに合わせて縦方向に動かして塗ります。寝る前は、唇全体を覆うようにたっぷり塗りましょう。
 
ラップを使って、集中ケアも
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リップクリームなどを塗った唇を覆うようにラップを貼り、5~10分おいたら剥がします。しっかりと油分が浸透します。

◎チェック!
ハチミツで唇の保湿を
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ハチミツに含まれるビタミンB2は、肌を整えて唇の乾燥やひび割れを防ぐ働きがあります。リップクリームなどの代わりに使ってもいいでしょう。
 
 
●粉を吹く、かゆい、化粧のりがいまいち「ほほ」
洗顔やクレンジングの際、肌への刺激が強過ぎたり、洗い残しによって汚れが蓄積したりすると、乾燥の原因になります。タオルでゴシゴシ顔を拭くなど、肌に摩擦を与える行為も厳禁。角質層の奥まで水分が浸透する化粧水のつけ方を覚えましょう。
 
手のひらで押さえるように入れる
1812p061_04.jpg化粧水を手に取り、顔の中央から外側へ、まんべんなくなじませます。乾燥しやすい部位は、特に念入りにつけましょう。
 
肌の奥まで化粧水を入れ込む
1812p061_05.jpg首までしっかりなじませたら、手のひらで化粧水を押し込むように入れ込み、肌の奥まで浸透させます。仕上げにこっくりしたクリームなどで覆います。

◎チェック!
化粧水は500円玉大ぐらい
1812p061_06.jpg化粧水を手でつける場合は、500円玉大程度が目安。コットンを使う場合は、ひたひたになるまで、惜しみなくたっぷりと含ませましょう。
 
取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 モデル/永谷佳奈
 

<教えてくれた人>
髙瀬聡子(たかせ・あきこ)先生

皮膚科医、ウォブ クリニック中目黒総院長。「高機能・高実感」と「ラグジュアリー・クオリティ」を叶える化粧品「アンプルール」を研究開発。著書に『気になるパーツのスキンケア 2週間速効メソッド』(宝島社)。