”MMD研究所が「スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」を実施”

いまや、ビジネスでもプライベートでも欠かせないのがスマートフォンです。しかし、スマホの普及とともに、スマホ依存や歩きスマホなどの問題も指摘されています。MMD研究所は定点調査を実施し、スマホ依存や歩きスマホの実態について明らかにしました。

寝ても覚めてもスマホという日常

「スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」は、スマートフォンを所有する15歳〜69歳の男女560人を対象に、2020年7月10日〜7月11日の期間で行われました。

まず、スマホ依存については、「かなり依存している」が17.3%で、「やや依存している」の52.5%を加えると、実に7割ほどがスマホ依存しているという結果となっています。

性年代別では、「かなり依存している」の項目でもっとも多かったのが女性20代の34.0%で、「依存していない」の最多が女性60代の45.7%です。

では、依存の状況ですが、もっとも多かったのが「寝るとき、スマホを枕元に置いて寝る」の60.4%です。続いて「ちょっとした待ち時間にスマホをいじる」が59.3%、「情報収集源のほとんどがスマホ」が44.8%です。まさに、寝ても覚めてもスマホという状況です。

財布の次に紛失して困るスマホ

片時も手放すことができない、スマホ依存度の高い人にとっては、「紛失して困る」ものの2位(42.1%)にスマホを挙げています。ちなみに1位は、財布の57.9%ですが、2019年の前回調査と比較するとスマホは7.0ポイント増加しています。

これを、年代別でみていくと、「財布」を挙げているのは30代が64.9%ともっとも多く、次いで60代が64.1%、50代が59.8%です。10代では、「スマホ」を挙げているのが56.4%で、財布よりも多数となっています。

スマホを紛失して困る理由は、「個人情報が入っているから」(66.1%)が最多で、「連絡が取れなくなるから」(56.8%)、「スマホ決済で支払いができなくなるから」(34.7%)と続き、キャッシュレスなどの生活スタイルとの関連も、依存の背景にあるようです。

93.6%が歩きスマホは危ないと自覚

ところで、四六時中スマホ画面に見入っていることで、視力低下や寝不足による体調不良などは本人の問題ですが、見過ごせないのが他人への迷惑や、時には危険にさらすことにもつながる歩きスマホについてです。

「危ないと思う」が67.5%、「やや危ないと思う」が26.1%、合わせると93.6%が危ないと自覚しているようです。調査では、歩きスマホを「日常的にしている」が4.1%、「時々している」が25.5%で、合わせて29.6%と3割弱です。

しかし、街中を見渡せば、多くの人がスマホを見ながら歩いています。駅の階段や歩道橋でもスマホから目を離さず、人や物にぶつかる光景も決して珍しくありません。

ちなみに、歩きスマホでは、年代別で大きな差があるようです。歩きスマホをした経験があるのは20代が83.0%で最多、次いで10代が77.8%、30代が75.6%となり、若年層の多くが歩きスマホの経験があるというのが実態のようです。

7割強が歩きスマホの規制が必要と回答

歩きスマホをしている本人が壁や電柱にぶつかってケガをするのは、いわば自業自得ですが、問題なのは他人を巻き添えにしてしまうことです。そのため、何らかの規制が必要という声も日増しに強くなっています。

調査結果でも、歩きスマホの規制は「必要があると思う」が73.4%で最多を占め、2019年の調査結果と比べると23.0ポイントも増加しています。歩きスマホをしながらも、規制は必要という認識なのでしょうか。

規制する内容ですが、最多は「規制する法律があったらいい(道路交通法など)」が56.9%、次いで「罰金があった方がいい」が43.6%、「警察から注意をした方がいい」が35.8%となっています。

まとめ

大多数のスマホユーザーが危険であると自覚しながらも続ける歩きスマホ・・・規制云々の前にモラルの問題ではありますが、これがスマホ依存の実態ということでしょうか。スマホの何がそうさせるのか、考えていく必要があるかもしれません。