”コロナ禍で楽しむ知る人ぞ知る紅葉オススメスポット”

紅葉シーズンとなりましたが、コロナ禍の今年の秋は、ちょっと工夫が必要なようです。混雑が予想される紅葉の名所ではなく、“密”を避けた、知る人ぞ知る絶景スポットで色づく秋を楽しんではいかがでしょうか。

東京都内の知る人ぞ知る紅葉スポット

紅葉は、9月頃から北海道の大雪山系から始まり、次第に南下していきます。見ごろは北海道と東北地方が10月、関東から九州では11月から12月初め頃ですが、すでに各地からは紅葉の便りも届くようになってきました。

東京都内の紅葉の名所といえば、明治神宮や東大(駒場)構内のイチョウ並木、高尾山などが有名ですが、多くの人出が予想されるだけに、今年は避けたいところ。でも、東京都内にも、探せば“知る人ぞ知る”隠れた絶景スポットがたくさんあります。

たとえば、江戸時代に川をせき止めて造った遊水地にある都立水元公園(葛飾区)です。遊水地から引いた大小の水路による美しい水郷景観で知られていますが、紅葉の時期には、幻想的な光景を楽しむことができる、隠れた紅葉スポットでもあります。

その幻想的景観をつくりだしているのが、約1,800本のメタセコイアで、水路とメタセコイアの織り成す水郷景観に、紅や黄色に色づいた葉が彩を添え、訪れる人の目を楽しませてくれます。京成バス「水元公園」から徒歩で7分、見ごろは11月中旬から12月上旬です。

新宿区の紅葉スポットといえば、新宿御苑を思い浮かべるでしょうが、意外な穴場が、西早稲田にある「甘泉園公園」です。地域住民の憩いの場でもありますが、まさに知る人ぞ知る穴場の紅葉スポットのひとつです。

都電荒川線面影橋から徒歩1分、地下鉄早稲田駅から徒歩約7分という、アクセスも魅力で、見ごろは11月上旬〜12月上旬です。

都心から少し離れ、武蔵野の秋を感じるなら、JR国分寺駅から徒歩2分ほどのところにある「殿ヶ谷戸庭園」がおすすめです。国分寺崖線と呼ばれる段丘崖を活かした回遊式庭園で、角度によってさまざま表情を見せてくれます。

とくに、11月下旬頃になると、真っ赤に染まった190本のモミジが見ごろを迎え、12月上旬頃まで紅葉を楽しむことができます。

マウンテンバイクにトロッコ列車で紅葉見物

ちょっと変わった紅葉見物を楽しめるのが、岐阜県飛騨市の「レールマウンテンバイクGattan Go」です。旧神岡鉄道のレール上を、マウンテンバイクで走りながら、往復約6km(40〜50分)のコースの沿線の木々や山々の紅葉を楽しむというものです。

途中にトンネルもありますが、真っ暗なトンネル内の自転車走行は、なかなかスリル満点です。見頃は10月中旬から11月上旬です。

トロッコ列車「奥出雲おろち号」での紅葉見物は、島根県雲南市のJR木次鉄道部で実施しています。

トロッコ列車は、座席も床も木製のレトロな雰囲気で、3両編成の最後部はガラス窓さえありません。これなら換気の心配は全く無用、風を切って山間部を走行し、手が届きそうな距離まで紅葉が迫ってくる場所もあります。

見ごろは11月上旬から12月上旬で、2020年は11月23日までの金曜日、土曜日、日曜日、祝日に1日1往復していますが、紅葉期間中は平日も運行する予定です。

紅葉を際立たせる鉄道・橋梁・滝

紅葉の景観を、より魅力的に際立たせてくれるのが鉄道や橋梁ではないでしょうか。JR福知山線廃線跡と並行する武庫川渓谷(兵庫県)のハイキングコース(4.7キロメートル)は、いくつものトンネルや橋梁を通りながら、紅葉を楽しむことができるスポットです。

変化にとんだ紅葉が楽しめるため、片道約2時間の所要時間は、あっという間です。見ごろは11月中旬〜から12月中旬。

鉄道や橋梁も紅葉とマッチしますが、滝と紅葉のコラボも見逃せません。和歌山県高野町の落差10数メートルの高野大滝は、規模としては決して大きな滝ではありませんが、まさに穴場的スポット。

高野龍神スカイラインの高野山側入口から約4.5km先の脇道に入り、さらに車で3分ほど走ると高野大滝に到着。まさに隠れスポットという趣で、白滝と赤い紅葉との競演を、見事に際立たせています。見ごろは10月中旬から11月中旬です。

まとめ

お盆のころには「いつもと違う夏」といわれましたが、紅葉シーズンの秋も「いつもとは違う」ようです。

新型ウイルスの感染状況によっては、自治体ごとに自粛要請となるかもしれませんので、出かける前に確認し、「新しい旅のエチケット」を守って紅葉を楽しみましょう。