新型コロナウイルスの新規感染者数こそ減少傾向を示すようになったが、医療のひっ迫状況は相変わらず深刻だ。2月7日までの緊急事態宣言も、栃木県を除いて1か月の延長が決まり、第3波の収束はまだまだ見通すことができない状況だ。

ところで、第1波の頃から、検査数を増やすべきと指摘されていたPCR検査だが、果たしてどのぐらいの人が検査を受けたことがあるのだろうか。

日本トレンドリサーチのアンケートサイト「ボイスノート」が、複数の調査サービスを利用して全国の男女2,300名を対象に、「PCR検査」についてアンケートを実施したところ、PCR検査を「受けたことがある」はわずか6.1%である。

検査後に、念のために行う“再検査”は除外し、は、複数回検査を受けたことがある人は、「2回」が13.5%、「3回」が3.5%、合わせて17.0%(24人)で、今回の調査では「4回以上」はいなかった。

自費で受けることができる民間検査施設も増えているが、実際にPCR検査を受けているのは、1割にも届いていないのが、PCR検査の実情である。

検査を受けた理由・きっかけは、発熱や濃厚接触者となり保健所からの指示で受けたほかには、「会社の方針で一斉検査」「出張の後、出社の条件として職場から検査を受けるよう指示」「海外旅行から帰ったとき」などが挙げられている。

では、PCR検査を受けた人は、どこで、どのようにして受けたのだろうか。

「病院で検査キット、綿棒のようなもので鼻から行った(60代・男性)」、「高熱が続いたので、指定病院で受けた(30代・女性)」、「自宅で検査キットを使った(50代・女性)」、「会社で、検査キットを使って受けた(30代・男性)」、「市の医師会が用意した特設の検査会場で受検しドライブスルー方式で行った(60代・男性)」、「保健所の駐車場で、唾液を採取した(40代・男性)」などである。

それにしても、感染拡大を防ぐためには、幅広く検査を行って感染者をみつけることだと思うのだが、1年を経過しても、厚労省の医系技官をはじめ、未だに「PCR検査は無意味」と主張する人たちがいる。しかし、念のため、あるいは安心して仕事に従事するためにも、独自でPCR検査の実施を検討する必要もあるのではないだろうか。