人事関連業務を効率化させるツールとして、人事管理システムが注目されています。人事管理システムとは、人事や労務に関して、多岐にわたるデータをリアルタイムで一元管理できるシステムです。

給与管理や勤怠管理など、さまざまな機能を活かすことで、人事部門の負担を減らして、企業の生産性を向上させることが期待されています。

そこで今回は、人事管理システムがどういったシステムなのかを解説しながら、おすすめのサービスについても紹介します。

人事管理システムとは

人事管理システムとは、勤務管理や入退管理、就業管理、労務管理、スキル・適性管理、人事評価など、人事部門における業務を一元管理するシステムです。

その役割は、大きく分けて2つあります。

【定型業務の効率化】

人事部門は、給与計算や勤怠管理、労務管理などの事務仕事が多く、こういった煩雑な業務を自動化することができます。

【適切な人材マネジメント】

従業員の能力やスキル、実績、配属部門の情報をデータ管理して、一人ひとりの適性に合わせた人事評価・マネジメントができるようになります。さらに採用活動から退職まで、応募者・内定者、退職希望者の情報を一元管理することが可能です。

こういった役割によって、人事業務の効率化を実現します。また人的なミスの削減や従業員のモチベーションアップ、離職率の低下など、さまざまメリットがあります。今後、人材戦略マネジメントにおいて人事管理システムは、より重要なツールとなるでしょう。

人事管理システムが普及している背景

現在、人事管理システムは大企業だけではなく、中小企業でも導入され始めています。その背景には、政府が推進している「働き方改革」の影響があります。

時差出勤やテレワークなど、従業員の働き方が多様化する中で、企業はどんな働き方でも効率的に管理しなければなりません。そこでデジタル技術を活用した「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を取り組みながら、企業は組織の変革を図っている段階です。

経済産業省のDXレポートでは、ブラックボックス化が進んだ既存のITシステムによって、企業の競争力が低下して、最大で年間12兆円の損失をもたらす可能性が指摘されています。これを「2025年の崖」といいます。

(参照:DXレポート 〜ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開〜|経済産業省)

時代に合わない人事業務のやり方を改革するツールとして、人事管理システムが活用されていると考えられるでしょう。

またマイナンバー制度の施行によって、セキュリティ機能の整ったシステムが必要になったことも、人事管理システムの浸透に影響しています。

おすすめサービス紹介

多数ある人事管理システムの中から、ここでは3つのサービスを紹介します。

①カオナビ

【提供会社】

株式会社カオナビ

【詳細】

約1,800社の導入実績!人材管理システム5年連続シェアNo.1!顔写真で人材情報がパっと分かるクラウド人材管理システムです。優秀人材の配置・抜てき、評価運用の効率化、スキル管理と人材育成などに適しています。またメガバンク・大企業にも認められたセキュリティで安心・安全。公的機関の認証も取得しており、高度なセキュリティ体制を整備しています。

【無料トライアル】

利用可能

【機能】

人材データベース/社員リスト/組織ツリー図/評価ワークフロー/社員アンケート/配置バランス図/社員データグラフ/ダッシュボード

【連携サービス】Slack/SmartH/給与奉行クラウド/パナリット/マネーフォワードクラウド給与/HERP Hire/リクナビHRTech/SPI3

②人事労務freee

【提供会社】

freee株式会社

【詳細】

クラウド給与計算ソフト導入シェアでNo.1を獲得。個人事業主から小規模法人、上場企業まで10万を超える事業所で利用されているクラウド型人事労務ソフトです。勤怠管理から給与計算、給与明細作成・配布、年末調整、入退社手続きなどの業務を1つのシステムで実施できます。最新状態の自動バックアップや、法令改正や料率変更の自動アップデートなどのメリットがあります。年末調整をすべてオンラインでペーパーレス化しませんか?

【無料トライアル】

利用可能

【機能】

給与計算/給与明細/勤怠管理/年末調整/従業員管理/有給休暇管理/毎年の給与事務/法定三帳簿/マイナンバー管理/入退社管理/打刻/ワークフロー

【連携サービス】

KING of TIME/Touch on time/slackストア

③SmartHR

【提供会社】

株式会社SmartHR

【詳細】

2年連続シェアNo.1のクラウド人事労務ソフト。雇用契約や入社手続き・年末調整などの手続きをペーパーレス化します。総務省が提供する「e-GovAPI」と連携しており、Web上から役所への申請も可能。特定グループで必要な情報を共有できる「カスタム社員名簿機能」や組織や従業員の情報を集計・可視化する「ラクラク分析レポート機能」で、人事部の生産性向上を後押しします。

【無料トライアル】

利用可能

【機能】

人事管理/給与計算・明細/年末調整・法定調書/社会保険・労働保険管理/マイナンバー管理

【連携サービス】

Slack(コミュニケーションツール)/chatwork(コミュニケーションツール)/HipChat(コミュニケーションツール)/talentio(採用管理)/AKASHI(勤怠管理)/HITOLink(採用管理)/MFクラウド給与(給与計算)/KINGOFTIME(勤怠管理)/CLOUZA(勤怠管理)/MicrosoftTeams(コミュニケーションツール)

まとめ

人事管理システムの基本的な知識と、代表的なサービスを紹介しました。サービスを選ぶ上でもっとも重要なのは、自社に適しているかどうからです。「多機能だから」「安いから」という理由で選んでしまうと、導入しても期待していた効果は得られません。

まずは自社にどういった課題があるのか、人事管理システムによって何を解決したいのかを明確にした上で、見合った機能がある人事管理システムを選びましょう。正しい判断をするために、各サービスを比較することも大切です。

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