テレワークのメリットといえば、「通勤時間や通勤ストレスがなくなる」との意見が多いようだ。では、その浮いた時間をどのように使っているのだろうか。

株式会社LASSICが運営するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」が調査した「テレワークによって浮いた通勤時間の使い道」によると、男性は「仕事」「SNS・ネットサーフィン」が同率の22.76%で1位。女性は「家事」が40.46%で、2位と15%以上の差をつけての1位となった。

女性の社会進出が叫ばれているが、それを支えるのが家庭内での家事の分担の割合だ。しかし、テレワーク環境下であっても、女性が男性の約2倍も家事を担っていることが見えてきた。

さて、次に注目するのが、男女とも2割を超えた「SNS・ネットサーフィン」だが、仕事の情報収集のつもりが、いつの間にか自分の興味や趣味のために費やす時間が増えているといったこともあるのではないだろうか。コロナ禍前は、通勤途中にいくらスマホに夢中になっていても、オフィスに着けば仕事モードに切り替えることができるが、テレワークや在宅ワークでは、本人の自制心が求められることになりそうだ。

ところで、全体の約8割が、テレワーク・リモートワークによって時間の使い道が変わったと感じていることが明らかになったが、「仕事」についてはどうだろうか。

通勤の制約から解放されたことで「気分をリフレッシュしてメリハリを付ける」、「仕事とプライベートの両立に役立てる」、「自己研鑽を図る」、「仕事に励む」など、浮いた時間を有効活用している様子がうかがえるが、デメリットとしてもっとも多かったのが「仕事とプライベートの区別ができない」である。

時間や場所の制約がなく、仕事に没頭しやすくなるため、プライベートと仕事の切り替え方に注意が必要だ。上手に切り替えができれば、テレワークによって得られる満足度の高いワークライフバランスの実現に近づくだろう。