緊急事態宣言の解除で、これまでさまざまな制限があった飲食店はやっと通常の営業スタイルに戻すことができると安堵したものの、フタを開けてみると思いのほか客足は戻っていないようだ。

ぐるなびリサーチ部(株式会社ぐるなび)が行ったWEB調査によると、緊急事態宣言解除後の10月1日から10日まで間でぐるなびのネット予約数は前月比約2.5倍に増加し、「9月よりも外食の機会が増えそう」と回答した会員が59.1%と6割近くになることがわかった。

「増えそう」と回答した年代別での最多は60代の70.4%、最小は30代の46.5%で、年代によって外食に対する意識に差があり、年齢が高いほど外食への期待が高いことも明らかになった。

制限解除によってこれまで控えていた外食の機会は、年代の差はあるものの概ね増えると意識している人が多いようだ。また、外食時には「少人数での利用」「大きな声を出さない」「換気対策」「衛生管理の徹底」など、感染対策がしっかりとしていることが店選びの基準ともなっている。

劇的に感染者数が減少しているにも関わらず、相変わらずマスク着用や手洗いの徹底、店側に対して感染対策の徹底を求めるというのが日本ならでの現象ともいえるが、手放しで喜べないのが第6波に対する不安である。

しかも、これから気温が下がり、空気が乾燥する冬場を迎える。事実、北海道ではマスク無しのカラオケでのクラスターも発生し、昨年の冬も寒冷地の北海道の感染拡大が先行している。

これから訪れるクリスマスや忘年会、新年会、年末年始の帰省など、何かと飲食の機会が増えそうだが、ワクチン接種が先行した欧米諸国や韓国では感染が再拡大しているだけに、決して気を緩めるわけにはいかないようだ。