昨年(2021年)9月28日、松屋フーズは「プレミアム牛めし」「牛めし」の名で販売していた主力商品を「牛めし」に統合し、価格を並盛り380円に統一しました。これは、関東地方以外では実質的な値上げとなりました。その翌月の10月29日、今度は吉野家が値上げを実施。387円だった「牛丼」並盛りが426円(店内価格)になりました。そしてクリスマス直前の12月23日、すき家が「牛丼」並盛りを50円アップの400円に(一部店舗を除く)。

「デフレの象徴」と言われている牛丼。その大手チェーンが相次いで値上げに踏み切り、話題となりました。値上げの原因は、中国の需要増による米国産牛肉価格の高止まりと、原油高による物流費上昇など。

そして、牛肉だけでなくさまざまな食品が、昨年から今年にかけて軒並み値上げされています。
代表的なものが、小麦粉製品や食用油、冷凍食品などです。

本記事では今年(2022年)に値上げする(もしくはした)食品から代表的なものをピックアップし、ご紹介します(下記日付は全て2022年のものです)。

【食品メーカー編】

・山崎製パン
1月1日から食パンと菓子パンの出荷価格を改定。食パンは平均9%、菓子パンは平均6.8%値上げ。

・ネスレ日本
1月1日から「ネスカフェ」などのコーヒー製品の一部を10〜20%程度値上げ。主力の「ネスカフェ ゴールドブレンド」(80g瓶)は、税込1031円から1207円になります。

・日清フーズ
1月4日から小麦粉製品を約3〜6%、ミックス粉製品を約4〜6%値上げ。

・カルビー
1月24日から順次、「ポテトチップス」と「じゃがりこ」(一部商品を除く)の価格改定および内容量変更を実施。ポテトチップス17品は7〜10%の値上げ、内容量変更は「じゃがりこサラダ60g」を57gに、「ポテトチップスうすしお味85g」を80gに変更するなど15品を予定しており、実質の値上げとなります。

・マルハニチロ
2月1日納品分から、家庭用冷凍食品およそ100品目を値上げ。お弁当フライ製品などの調理品は、出荷価格でおよそ2〜10%、果物や野菜などの農産品はおよそ5〜23%引き上げられます。

・味の素冷凍食品
2月1日納品分から、ハンバーグ類やチキンの香り揚げなど18品(容量改定含む)を約4〜13%値上げ。

・伊藤ハム
3月1日納品分から、家庭用ハム・ソーセージ、調理加工食品と業務用商品の計230品目を値上げ。ソーセージなどで最大12%、麺類で最大14%引き上げられます。一部商品は、価格を据え置いて容量を減らす実質的な値上げに。

・キユーピー
3月1日出荷分から、家庭用のマヨネーズやドレッシング、タルタルソースなどの価格を値上げ。マヨネーズでは全体の7割、ドレッシングでは全体の6割の商品が対象で、およそ2〜10%値上げ。また、業務用のマヨネーズやドレッシング、ソース類などもおよそ2〜15%引き上げられます。

・ヤマサ醤油
3月1日納入分から、しょうゆの全商品としょうゆ加工品の一部が対象です。税別の希望小売価格を約4〜10%値上げ。「ヤマサしょうゆ」(1L)は368円から388円に引き上げ。

・サントリースピリッツ
4月1日出荷分から、国産ウイスキーと輸入ウイスキーの一部商品について5〜28%値上げ。対象は国産が「響」「山崎」「白州」「知多」、輸入が「ザ・マッカラン」「グレンフィディック」など。「サントリーシングルモルトウイスキー 山崎」(700ml)は4200円から4500円に値上げです。

【外食産業編】

・丸亀製麺
1月12日より一部商品を値上げ。「かけうどん」や「釜玉うどん(並)」、天ぷら各種などが10〜30円高くなります。

・ミスタードーナツ
3月1日より一部商品を値上げ。ドーナツ27品目、パイ4品目、マフィン2品目。ドーナツは定番メニューの「オールドファッション」「ポン・デ・リング」など。いずれの商品も現行価格から10円値上げします。

以上が、今年に値上げする主な食品です。

ちなみに、食品以外の値上げで特に注目されているのがエネルギー関連。電気は大手10社が2月から値上げします。標準家庭のケースで東京電力が330円、中部電力が351円、関西電力が215円上昇です。また、ガスは東京ガスなど大手都市ガス4社が205〜274円高くなります。
エネルギーの値上げも食品と同様、家計やビジネスに大きな影響を与えることになるため、会社の財布を握っている経理や備品などの発注に関わる総務などでもこのあたりの動きには注意が必要です。

※本記事は、2021年12月29日時点の情報をもとに作成しています。