パナソニックは2022年1月6日、オンラインによる説明会で希望する社員が週休3日を選択できる制度の導入を目指すことを明らかにしました。
同社は増やした分の休日を副業による資産形成や自己学習によるスキルアップ、地域ボランティアなどに充ててもらうことを想定しているとのことです。
また、社長である楠見雄規氏は、「具体的には各事業会社での検討や労働組合との協議になる」と述べており、給与などの詳細については今後詰めていく考えを示しました。

2021年6月には政府主導により決定した経済財政運営の指針「骨太の方針」で、選択的週休3日制について「好事例の収集・提供等により企業における導入を促し、普及を図る」と後押ししている現状があります。
では、週休三日制とはどのようなメリットとデメリットがあり、それにより私たちの生活はどう変化するのでしょうか。

週休三日制のメリット・デメリット

週休三日制におけるメリットとデメリットは、従業員の立場から考えがちになりますが企業側にも同じようにメリット・デメリットが存在します。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

従業員のメリット

・自由時間の増加によりプライベートが充実
・心身の健康が維持される
・スキルアップのための勉強や資産形成のための副業が可能
・子育てや介護に充てる時間が増加し、仕事を両立しやすい

従業員のデメリット

・制度によっては給料が減り、将来もらえる年金が減少する可能性がある
・同僚や取引先など周囲への負担が増加する可能性
・休日が増えた分、1日における業務量や残業が膨大になるリスク
・正社員、非正規の格差拡大

企業のメリット

・週休三日制度の対外的なアピールによる求職者の増加
・育児や介護の時間確保を理由とした離職率の低下
・メリハリのついた時間管理による生産性の向上に期待できる
・休日の過ごし方による社員のスキルアップ

企業のデメリット

・コミュニケーションが単純に不足することによりビジネス機会が損失する可能性
・社内における情報伝達ミスや共有不足による業務停滞の可能性
・業種や業態によっては人員確保のため採用活動が負担になる可能性

まとめ

いかがだったでしょうか。
週休三日制には良い面と悪い面が企業側、労働者側に明確に存在します。現代では多様な働き方が認められつつある一方で、それに伴う負担軽減が課題として挙げられます。
そうした課題を双方のすり合わせにより、上手に運用できる社会を目指すべきではないでしょうか。

【関連情報】
オミクロン株の急増で再燃、どうなる?2022年の働き方

時代とともに変遷する「仕事に対する価値観」

完全テレワークになった場合の希望する居住地は? 日本トレンドリサーチ調べ