23年卒の就職活動もすでに終盤を迎えているが、株式会社ワークス・ジャパンの「23卒学生の就職活動動向調査」によって、就活生から“選ばれる企業と選ばれない企業”の違いが見えてきた。

 調査概要

 23卒学生の就職活動における 行動調査・意識調査

 調査方法:就職活動を終えたキャンパスキャリアに登録会員学生(23卒の大学4年、大学院2年)に対し、就職活動についてのWeb上のアンケート調査を登録先メールアドレスに配信

 調査実施期間:2022年7月15日(金)〜2022年7月22日(土)の8日間

 調査対象:キャンパスキャリア会員のうち、2023年卒業予定の4年生及び院2年生

 有効回答数 519名

すでに就活生の半数以上が、複数の企業から内々定をもらい、後は内々定を取得した企業の中から、自分に合った入社先を決めるという、まさに就活の最終段階に差し掛かっている。

就活の早期化と同時に、内定辞退者も増加する傾向にあるだけに、採用担当者にとっては、内々定を出した就活生が、そのまますんなりと入社してくれるかどうかが、いまもっとも気になるところではないだろうか。

さて、23年卒者が企業からの内々定を受け入れた理由の1位は「自分のやりたい仕事ができる」で、2位には「社風が自分に合っている」だ。ここで注目すべきは、3位に会社の知名度や賃金などの待遇面よりも、「社会課題解決への貢献度」が入っている点である。

社会が抱える課題といえば、環境問題や多様性への取り組みなどさまざまある。いくら早めに内定を出し、有利と思われる勤務条件を提示しても、企業が社会課題の解決に後ろ向きの姿勢では、入社先として選んでもらえない可能性が高いということでもある。

では、内々定後の辞退を防ぐために、採用担当者はどのような役割を果たすべきなのか。仕事が自分に合っているかどうかを就活生が判断するために、業務内容を詳しく説明することが重要だが、インターシップを効果的に活用することで、実際の業務内容の感触をつかんでもらうことにもつながる。

しかし、それだけでは就活生が内々定を出した企業を、入社先として選ぶかどうかの決め手になるかいえば、どうもそれだけでは弱いようだ。

たとえば気候変動問題や持続可能な経営、さらには男女間の賃金格差やジェンダーフリーに対する企業の姿勢など、プラスαの企業の魅力を、どのようにアピールしていくかにかかっているようだ。

それが、内々定承諾理由の3位にランクインした「社会課題解決への貢献度」で、「選ばれる企業と選ばれない企業」の違いといえるのかもしれない。