日本玩具協会によると、2020年度の玩具市場規模は前年度比101.5%の約8268億円だったことが6月15日、分かった。過去20年間で3番目に高い記録で、新型コロナウイルス感染拡大の影響や、近年顕著になる少子化の中でも、玩具市場は好調を維持した。

 2020年度で特に好調だったのは、ジグソーパズル、ボードゲーム、ブロック、プラモデルなどコロナ禍で高まった巣ごもり需要に対応した商品。最も伸び率が高かったのはジグソーパズルで、前年度比158.7%となる約179億円を記録した。ストレスがたまるコロナ禍で、公園などで遊ぶスポーツトイも好調で、前年度比130.2%だった。

 2020年度は、人気アニメ「鬼滅の刃」、キャラクター・すみっコぐらしの玩具が高い人気を集め、キャラクター玩具だけでなく、ゲーム、ジグソーパズル、アーツ&クラフト、パソコン玩具などさまざまな分野で高い売り上げを記録。「鬼滅の刃」の人気により、アパレル、文具などの雑貨分野も前年比110.4%の伸びを達成した。

 6月15日、東京都内で開かれた「2021最新おもちゃのトレンド記者発表会」で、日本玩具協会見本市委員会の伊吹文昭専門委員は「コロナ禍でも、根強い玩具需要がある。ターゲット拡大や新たなニーズ、キャラクターやIPの人気の爆発力により、玩具業界の成長のポテンシャルは非常に大きい」と語った。