許斐剛(このみ・たけし)さんの人気テニスマンガ「テニスの王子様」のフル3DCGの新作劇場版アニメ「リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」(神志那弘志監督)が、9月3日に公開される。同作は、作者の許斐さんが初めて製作総指揮を務め、「テニスの王子様」と「新テニスの王子様」の間の空白の3カ月が描かれる。これまで公開された映像では、主人公・越前リョーマがタイムスリップしてしまうというまさかの展開や、“テニスギャング”とのラップバトル、ダンスシーンなどが描かれ話題となっている。そこで、新たな強敵との戦い“プレー”、全て許斐さんの新規書き下ろし楽曲で魅せる“シング&ダンス”の見どころを紹介する。

 ◇プレーの見どころ リョーマと父・南次郎のドラマ かつてない強敵との激闘

 新作では、リョーマと、これまで引退の理由が謎となっていた父・南次郎との父子のドラマが物語のキーとなる。リョーマは、数々の強敵に勝ち続けてきた天才テニス少年だが、そんなリョーマがいまだに勝てないのが南次郎だ。新作で過去にタイムスリップしたリョーマは、南次郎の引退の理由を探るため、共に行動することになる。しかし、共にタイムスリップした竜崎桜乃が何者かに連れ去られる事件が発生。リョーマは、南次郎の引退の謎にも絡む重大な事件に巻き込まれていく。

 オリジナルキャラクターのエメラルドをはじめとした新たな強敵との手に汗握る激闘も見どころの一つだ。7月に公開された予告編では、エメラルドが足にラケットを装着し、長い脚を生かした強力なショットを繰り出す様子も収められている。未知のプレースタイルのエメラルドとリョーマが、一体どんな試合を繰り広げるのか。さらに、新作では南次郎の全盛期のプレーも描かれる。“サムライ南次郎”がどんな実力を見せるのか、そしてリョーマとの試合は描かれるのか、期待が高まる。

 ◇シング&ダンスの見どころ ラップにロック!? 目が離せないお祭り映画に

 新作では、許斐さん自らが作詞・作曲を手がけた新規楽曲が使用され、それを生かしたダンスシーンもファンの注目を集めている。公開されている楽曲「RAP FESTIVAL」では、“テニスギャング”とリョーマのラップバトルが繰り広げられる。低く存在感ある声で魅せるウルフ役の杉田智和さんとブー役の武内駿輔さん、フー役の竹内良太さんらに対し、皆川純子さんがリョーマとして初のラップを堂々と披露。人気ラッパーの晋平太さんも協力した本格ラップバトルは見逃せない。また、舞台など多岐にわたり活躍するエメラルド役の朴ロ美さんと皆川さんが共に迫力のある歌声でデュエットする「DANGER GAME」も配信されている。

 7月に公開された予告編では、登場キャラクターが大集合し、テニプリオールスターズとして圧巻のダンス、主題歌「世界を敵に回しても」を披露するシーンがお披露目された。さらに、リョーマと桜乃が幻想的な背景の中でダンスする姿も話題となった。ラップ、ロック、そして大人数で歌い踊るアップテンポな楽曲と、多彩な音楽がストーリーを盛り上げる。

 新作は、「シング×ダンス×プレイ」で魅せるまさにお祭り映画。SNSでは、予告編を見たファンからの「期待を裏切らないテニプリすぎて泣いた」「ダンスシーンめちゃくちゃ可愛い」といった声が上がっているが、その期待の斜め上を見せてくれそうだ。

 「テニスの王子様」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1999〜2008年に連載されたマンガ。テニスの天才少年・越前リョーマが、青春学園のテニス部で頭角を現し、ライバル校との戦いを通じて成長していく姿が描かれた。2009年から「ジャンプSQ.」(同)で新シリーズ「新テニスの王子様」が連載中。