許斐剛(このみ・たけし)さんの人気テニスマンガ「テニスの王子様」のフル3DCGの新作劇場版アニメ「リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」(神志那弘志監督、9月3日公開)の公開記念舞台あいさつが9月4日、TOHOシネマズ 日比谷(東京都千代田区)で開催され、原作者で同作の製作総指揮を務める許斐さんが登場した。同作は構想を含め制作に約5年と7カ月かかったといい、許斐さんは「このお話をいただいてから、まず22年の歴史がある『テニスの王子様』をぶっ壊すことから考えました」と制作の経緯を語った。

 許斐さんは「22年の歴史があると敷居が高くなっていて、途中から見られない人が多いと思いました。新しい世代に『テニスの王子様』を知ってもらいたかったので、原点に立ち返って伝えることに専念した。大変なことでしたが、新たな挑戦でした」と説明した。

 舞台あいさつには、越前リョーマ役の皆川純子さん、エメラルド役の朴ロ美さん、跡部景吾役の諏訪部順一さん、手塚国光役の置鮎龍太郎さん、神志那監督も登場した。

 「テニスの王子様」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1999〜2008年に連載されたマンガ。テニスの天才少年・越前リョーマが、青春学園のテニス部で頭角を現し、ライバル校との戦いを通じて成長していく姿が描かれた。2009年から「ジャンプSQ.」(同)で新シリーズ「新テニスの王子様」が連載中。

 新作は、作者の許斐さんが初めて製作総指揮を務め、「テニスの王子様」と「新テニスの王子様」の間の3カ月が描かれる。青春学園中等部が、全国大会決勝戦で立海大附属中学校との激闘を制した3日後、リョーマは単身アメリカへテニスの武者修行の旅に出る。アメリカでギャングとのトラブルに巻き込まれたことをきっかけに、リョーマは、父・南次郎が現役テニスプレーヤーとして活躍していた過去のアメリカへタイムスリップしてしまう……というストーリー。

 一部シーンが異なる「Decide」と「Glory」の2タイプで上映される。本編のエンドロール後には、「テニスの王子様」シリーズの人気楽曲を使用したライブパート「シアター☆ミニフェスpetit!」が上映される。