女優の川栄李奈さんが、劇場版アニメ「サマーゴースト」に声優として出演することが9月24日、分かった。住野よるさんの小説「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」などのイラストを担当したイラストレーターのloundraw(ラウンドロー)さんが初めて監督を務めるアニメで、川栄さんは“サマーゴースト”と呼ばれる女性の幽霊・佐藤絢音を演じる。島崎信長さんがサマーゴーストを探しにいくことになった高校生・小林涼、島袋美由利さんが同じく高校生の春川あおいをそれぞれ演じることも発表された。

 川栄さんは「アフレコでは椅子に座っての収録で、自然体な状態を作ってくださりリラックスして挑めました。loundrawさんが描かれるキャラクターや情景がとても繊細で美しいのでぜひ映画館で見てもらいたいです。そして、この作品を通して一歩踏み出す勇気を持ってもらえたらうれしいです」とコメント。

 島崎さんは「オーディションの段階から、非常に好みの作品だと感じ、狙いを絞って取り組ませていただきました。結果はドンピシャ。台本を読んだりVTRをチェックしている時から面白かったのですが、それ以上に現場での時間が楽しくて仕方がありませんでした。深い愛と熱量と勢いを感じて、これは間違いなくよい作品になるぞ、と。しっかりと人間を描いた、奥深くも心地よい作品です。どうか一緒に、サマーゴーストに会いにいきませんか?」と話している。

 島袋さんは「人それぞれ環境や性格は違っていてもみんなどこかで悩んでいて、弱さがあって……。そんな弱さごと自分を許してあげられるような、人の心の繊細な部分に優しく寄り添ってくれる、静かな強さのある作品だと思いました。アニメーションが表現している細やかな動きや表情とあおいの息遣いが溶け合うようにと心がけながら収録に向かわせていただきました。生きていくことに息苦しさを感じていたことのある方に、見ていただきたいです」とコメントを寄せている。

 loundrawさんが描き下ろしたメインビジュアルも公開された。主人公・杉崎友也と絢音、背景には2人の出会いの場所となる飛行場跡地の滑走路、夕日が差し込み輝く空が描かれている。コミカライズが集英社のマンガサイト「となりのヤングジャンプ」で10月8日から連載されることも発表された。

 「サマーゴースト」は、loundrawさんが描いた一枚のイラストから生まれた物語になるという。ネットを通じて知り合った高校生の友也、あおい、涼が、若い女性の幽霊で花火をすると姿を現すという“サマーゴースト”に会おうとする……というストーリー。自身が望む人生に踏み出せない友也、居場所を見つけられないあおい、輝く未来が突然閉ざされた涼の思いが交錯する。声優として小林千晃さんが出演する。11月12日に公開。