人気マンガ「ゴルゴ13」などで知られるさいとう・たかをさんが9月24日、すい臓がんのため、死去したことが明らかになった。享年84歳。「ビッグコミック」(小学館)で1968年から連載中の「ゴルゴ13」は、スタッフと編集部が協力の上、今後も連載を継続する予定。

 さいとうさんは1936年11月3日、和歌山県生まれ。1955年に「空気男爵」でマンガ家デビュー。大阪で貸本向けマンガ誌を中心に活動し、1960年に「台風五郎」が大ヒットした。その後、活動拠点を東京に移し、「さいとう・プロダクション」を設立。作品制作過程における分業化をはかり、脚本部門を設けるなど、劇画制作システムを確立。「ゴルゴ13」のほか、「鬼平犯科帳」「仕掛人 梅安」「影狩り」「無用ノ介」「バロム・1」「サバイバル」「雲盗り暫平」などのヒット作が多数ある。

 「ビッグコミック」編集部は「50余年にわたり『ビッグコミック』で『ゴルゴ13』を連載した、さいとう・たかを先生の生前のご功績に対する心からの敬意と共に、謹んで哀悼の意を表します。お別れ会につきましては、今後の状況等を慎重に見極めつつ検討して参ります。なお、『ゴルゴ13』の連載は、さいとう先生のご遺志のもと、スタッフと編集部協力の上、今後も継続する予定です」とコメント。

 さいとう・プロダクションは「葬儀は、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、親族のみで執り行いました。これまでご愛読、応援いただいた読者の皆様、お世話になりました関係者の皆様に深く感謝申し上げます」とコメントを寄せている。