鳥山明さんのマンガが原作の人気アニメ「ドラゴンボール」の21作目となる劇場版アニメ「ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー」の最新映像と新ビジュアルが公開された。公開された映像の冒頭では、紫のスーツ姿の男、赤いスーツ姿の男2人が登場。赤と青のマントをつけた黄色いスーツ姿の2人が、孫悟空、ベジータ、魔人ブウの姿が映し出されたモニターを見上げた。黄色いスーツ姿のキャラクターは、ガンマ1号、ガンマ2号という名前で、紫のスーツ姿の男が手に持つカップや、赤いスーツの男の胸、ガンマ2号の左腕にはレッドリボン軍のエンブレム「RR」が描かれている。ニューヨークで開催中のポップカルチャーの祭典「ニューヨーク・コミコン」で公開された。

 映像の中盤には、成長したパン、青いエネルギー弾の攻撃を受けるピッコロ、煙から飛び出す孫悟空などおなじみのキャラクターが登場。集英社の伊能昭夫エグゼクティブプロデューサーは「ピッコロがパンにけいこをつけている。意外なキャラが大活躍(鳥山さんがこれまで発表したコメント)というのはこのあたりを指します」と説明した。

 アフレコを終えたばかりという孫悟空役の野沢雅子さん、ピッコロ役の古川登志夫さんのビデオメッセージも紹介。野沢さんは「今までの劇場版とちょっと違うのは、悟飯一家のことも描かれること」「レッドリボン軍が出てくるんです。イヤですね、なんて姑息(こそく)なことをしてくるんだ、許せない」と語った。

 古川さんは「ものすごいテンション。仕上がりももちろん素晴らしいです。ドラマパートもバトルパートも、それぞれすごいクオリティーになってます」「ピッコロは今回出番が多いです。特にパンちゃんに対しては、まるで孫を可愛がるおじいちゃんのようであると同時に、ある場面では師匠のよう。演じていて楽しかった」と語った。

 最後に野沢さんは「世界中のドラゴンボ―ルファンの期待を、はるかに超える作品になっています!」、古川さんは「鳥山明先生が脚本はもちろん、あらゆる場面で大きくかかわってくださっているので、仕上がりがいいのは当然です!」と語った。

 「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は、2018年12月公開の第20作「ドラゴンボール超 ブロリー」以来の劇場版。鳥山さんが原作、脚本、キャラクターデザインを担当する。2022年公開。

 「ドラゴンボール」はマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984〜95年に連載された鳥山さんの人気マンガが原作。コミックスの全世界累計発行部数は約2億6000万部。テレビアニメは、「ドラゴンボール」が1986年2月〜1989年4月、「ドラゴンボールZ」が1989年4月〜1996年1月、「ドラゴンボールGT」が1996年2月〜1997年11月に放送。鳥山さんが手がけた完全新作のオリジナルストーリー「ドラゴンボール超」が2015年7月〜2018年3月に放送された。

 劇場版は、1986年12月に第1作「ドラゴンボール 神龍の伝説」が公開。クウラ、ブロリー、ボージャック、ジャネンバなどの人気キャラクターを生み出してきた。2013年3月に約17年ぶりに公開された「ドラゴンボールZ 神と神」は興行収入が約29億9000万円を記録し、2015年4月公開の「ドラゴンボールZ 復活の『F』」も興行収入約37億4000万円とヒットした。2018年12月公開の「ドラゴンボール超 ブロリー」が、世界の興行収入が135億円を突破したことも話題になった。