地主は、不動産子会社のツノダ(大阪市。売上高111億円、営業利益66億8000万円、純資産46億2000万円)の全株式を、不動産関連などの山八商事(愛知県蒲郡市)に譲渡することを決めた。ツノダが所有する愛知県内や岐阜県内の不動産の取得を目的に昨年5月に子会社化したが、底地の売却などを進めた結果、主要な不動産は1物件を残すだけとなっていたという。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2022年11月25日。

地主は事業用定期借地権を利用した不動産投資事業を手がけ、建物を建てず土地のみに投資し、土地を賃貸することで安定的な収益を長期にわたって確保するビジネスモデルを展開している。

ツノダはかつて自転車メーカーとして知られた。製造から撤退後は自転車の企画開発・販売のみを手がけ、旧工場用地の活用などによる不動産賃貸事業を主力としてきた。名古屋証券取引所2部に上場していたが、マーキュリアインベストメント(現マーキュリアホールディングス)がTOB(株式公開買い付け)でツノダを子会社化したのに伴い、2018年に上場廃止となった。