オイシックス・ラ・大地は10日、給食大手のシダックスを子会社化すると発表した。シダックスがMBO(経営陣による買収)を実施後に行う第三者割当増資を引き受け、66%の株式を取得する。オイシックスは昨年10月にシダックスを持ち分法適用関連会社とし、ミールキットや完全調理品の活用による給食現場の生産性向上などを連携して進めてきたが、子会社化によってシダックスの事業構造改革を加速する。取得価額は141億円。取得予定日は2024年1月5日。

オイシックスは現在、シダックス株の28%余りを保有する筆頭株主。シダックス創業家の資産管理会社・志太ホールディングス(東京都千代田区)がMBOを目的に行うTOB(株式公開買い付け)に応じて保有するすべての株式を約124億円でいったん売却する。TOB成立後、志太ホールディングスによる第三者割当増資を引き受けて66%の株式を取得し、シダックスを傘下に収める形となる。

シダックスが主力とする給食事業をめぐっては原材料費の高騰や人手不足などで厳しい経営環境が続き、事業の立て直しが急務になっている。

オイシックスは2022年10月に、国内投資ファンドのユニゾン・キャピタルからシダックス株を買い取り、筆頭株主になった。