セブン&アイ・ホールディングスの本社(東京・四谷)

セブン&アイ・ホールディングスは30日、オーストラリアでコンビニエンスストア「セブンイレブン」を展開するコンビニエンス・グループ・ホールディングス(ビクトリア州。売上高5970億円、営業利益94億7000万円、純資産307億円)を買収すると発表した。17億1000万豪ドル(約1672億円)を投じて全株式を取得する。セブン&アイは日本と北米以外でもコンビニ事業の拡大を計画しており、人口増などを背景に高い成長が見込まれるオーストラリア市場での出店を加速する。

コンビニエンス・グループはライセンス契約に基づきオーストラリアでセブンイレブンを751店舗(2023年6月末時点)展開している。セブン&アイ傘下で海外事業を担う米国セブンイレブン・インターナショナル(テキサス州)がオーストラリア現地子会社を通じてコンビニエンス・グループを買収する。買収完了は2024年4〜6月を見込む。

セブンイレブンは今年1月にイスラエル、9月にラオスに出店し、出店地域は2023年9月末時点で20カ国・地域、店舗数は合計8万3500を超える。このうち、日本国内で約2万1400店(2023年11月末時点)、北米で約1万5400店(2022年12月末時点)、韓国・タイで各1万4000店前後(2022年12月末時点)を展開する。今後の成長戦略として日本・北米以外の地域で2025年度までに5万店を目指しているが、今回、コンビニエンス・グループを買収することで、計画達成に大きく前進する見通し。

セブン&アイは2021年5月、米国第3位のコンビニ大手でガソリンスタンド併設型の店舗を展開するスピードウェイ(オハイオ州)を約2兆3200億円で買収した。